第16話

1年が過ぎ、桜が咲き終わったごろ、俺は漫画のページを間違えて、修にも哲也にも迷惑をかけてしまった。でもこいつらは仕方ないですよ。俺たちもミスに気づくことができなかったからという。

そして書き直してくれたこいつらにお礼をいい漫画を編集部に届けにいった。青信号で渡ってた彼女にぶつかりかけた。俺は一瞬慌てたのだ。彼女に手を差し伸べて、大丈夫ですか。急いでたので、上の階に用事がありまして。と言った俺。俺は彼女を見た時ドキッとした。

それが雪との出会いであった。

この日の空は恋の始まりを告げるかのような空だった。

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