第17話

俺にはわかりませんと答えたマサ。

そうですよね。いつか玲に聞いてみます。というとにこりとした。

若、そういえば組長が女が出来たなら紹介しろとのことですよというと、そっか。面倒なことにレイサを巻き込もうとしてるんだ。だからレイサの気持ちが自分で話せるようになるまではと思ってるんだ。親父にはそれまで内緒に出来ないかなというと、アキラ、これというと、甘いものを出してきた。ああーそれはレイサが食べていいぞというと、でも一緒に食べたいというのだ。そしてレイサは俺にあーんとしてきたのだ。レイサにあーんさせられてるとマサたちはよかったですね。若というその顔が怖くて怖くて仕方ない。だがレイサが笑った。アキラの事好きなの。この中で一番だよというので、俺はびっくりした。それを聞いてマサは勘づいたが、レイサには余計なことを教えないらしい。ヒロシはというとただ静かに見守ってるだけだった。

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