第16話
今までひどい暮らしをしてきたとみた俺はレイサさんと友達だといった。マサ君と呼ばれてなにと聞いてみた。マサ君はヤクザでずっといたのと聞かれた。そっか彼女は理解してるんだ。ヤクザは生まれたときからのやつとそうでないやつがいること。俺はどちらかというと父さんの跡を継いだから生まれたときからだ。若から聞いたんですが、昔あなたに傷の手当てを教えてくれた人ってどんな感じでしたか。ああーそのおじさんはなんていうか。ゴリラ顔でというのだ。ゴリラですかというと、この写真みたいな人だったと写真にはゴリラがいた。俺はある人を思い出したのだ。もしかしてレイサさんの言ってる人って伝説のヤクザと言われてるミチジイのことかなと思った。そして手当てを教えてもらったというのだ。俺はそのことで確信した。ミチジイは手当てがとてもうまかったなと思ったからだ。レイサさん、言葉は誰に教えてもらったんですかと聞いたら、周りの人たちに教えてもらったこともあるし、大体はここでのドラマをみて勉強してるよというのだ。レイサさんは俺が思っていた以上に辛い生活をしているんだなと思ったのだ。マサ君と呼ばれてアキラってどうして私をここに連れてきたんだろうと聞いてきた。どういったらいいんですかね。私連れてこられたとき、殺されるんだって思っていたの。でも私にひどいことをしたりしないの。私の前髪を切った時だって私の顔を見たかったと、そしてきれいだと言われた。私を白鳥だといってくれたのというレイサさん。俺は若はレイサさんを大切にしたい若の気持ちがなんとなくわかったのだ。ひどい生活をしてきたあなたを救いたくて連れてきたのでしょうと思ったが俺はそれを言わずにおいた。
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