第7話
アキラと呼ぶと私にこういった。よしよしいい子だというと頭に手が伸びていく。叩かれると思い、手でとっさに庇う。でもポンポンとするとレイサ、大丈夫だ。俺はお前を叩かねえよというアキラ。お腹すいたなご飯にしようかというと、アキラは私のご飯と二人分用意してくれていた。いただきます。そういうとアキラはレイサ、いただきますという言葉を知ってるのかというので、うん。知ってるよ。残飯は残り物だけど、昔は人がいればその人に言って食べていたものというのだ。他にどんな言葉を知ってるのかと聞くと、こいつは玲、愛してるというのだ。そう言われて俺はびっくりした。愛してるってどういう意味か知ってるかというと、好きっていう意味でしょ。というので、俺はその言葉、俺以外の男の前で絶対言うなよと言われるので、そんなっと思ったが、でも玲は突如言われて真っ赤にしてしまったのだ。俺以外の男は全部狼だと思っておけというので、はーいという。そして、ありがとうというと、ありがとうは知ってるんだな。お前もバカじゃないのはよかったというのだ。バカってどういうことだろうと思ったが、悪い言葉だから知らなくていいぞというのだ。知らなくてもいい事だってたくさんあるんだねと思った私だった。
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