彩斗と隼人

第40話

SIDE満

「やっぱり兄弟でも正反対だな」という俺。

「隼人は太陽のようにいつも笑顔で何に対しても興味を持つ。

彩斗は月のように静かな明かりで穏やかに沈着冷静。

この兄弟が助けあって生きてほしいと思ってるし、お前らは相性はいいはずだ。」

彩斗は二十歳になり大学生になった。

隼人は十五歳の高校生だ。

彩斗は大学はというと国立大学で奨学金を受けながら医者になるため日々努力している。

隼人は一流のSPになるために高校を卒業したらSPになるために訓練学校に行くといってる。

そして親父が会いに来た。

彩斗と隼人はいやだといってるが俺が会えといい会わす。

「今更何しに来たの」というこいつら

そして「今は治療して頑張ってるから、もうお前らの邪魔はする気にはならない。せめてお前らにはお母さんの事言いたくて来たんだ。お前らのせいじゃない。私が母を殺したようなものだ」というと。「もういいよお母さんは病気で亡くなったんだから。親父は親父の人生好きなように生きてくれたんでいいよ」という彩斗と隼人。

「彩斗君と隼人君はあなたの事を恨んでなんていない。ただあなたもどのように子供を育てていいのかわからなかった。だからそれが育児放棄につながってしまった。いつかは彩斗君が殺そうとしたあなたはもういない。あなたは自分の意思で酒をやめた。そして子供たちのために働き、彩斗君の治療費と隼人の食費を含めた10万を毎月こちらにくれてるではありませんか。だからそれでいいんです」というと、「私は感謝してます。狩場さん、あなたに。だってこんなに立派に育ててくれた。教育ももちろんですが、愛情をもって育ててくれた本当にあなたには感謝してます。どうもありがとうございます」というと最後に礼をして出て行った。「お前らの親父はカフェで働いてるんだよ、頑張ってるぞ」ことをいった。

すると、「そうか、親父は今は頑張ってるのか。俺たちは兄貴に出会う運命だったんだね。今までありがとう、これからもよろしく」というこいつらに、これからの希望の一筋が見えた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る