頑張り屋の隼人

第34話

SIDE隼人

その日の朝、起きた僕は学校に行く。

「おはよう、花梨ちゃん。」

「隼人君、おはよう」といい彼女は明るい。

「坂東隼人君職員室に来てください」との先生の声。

すると「兄貴、何で来てるの」と言うと、「おいこれ忘れ物だよ」といい、渡される。中には宿題した俺の忘れ物を届けに来てくれたんだ。俺の担任の真木先生が「宿題って私出したっけ」という。「いえいえ違うんです。俺が自主でやってるんですよ」というと。「僕は先生に見せるの恥ずかしいですけど」というと、英語の本と翻訳したノートが出てきたので、びっくりしてる先生。

「うちの彩斗にいちゃんと一緒に英語を勉強しているうちに好きになってやってたんですよ」というと、すると真木先生が「すごい」とほめてくれた。

「でも、どうして英語なんか」というと「僕には夢があってSPになりたいんです。そのためには英語が話せないとダメなんでしょ」という僕。先生も「そうね」といってくれる。

「僕昨日、学校飛び出してしまってすみません」というと先生が「嫌なことがあるならいってもいいのよ。勇気を持ちなさい」と言われた。

「言うより我慢しようと思ってSPは人をまもるために忍耐力とかも必要だし」という僕に兄貴が「隼人、誰か守ってるのか」という。

「いやーそれはちょっと」というと。「ふーんこれか」といい聞いてくる。「なるほどな」というと、「じゃあ教室に戻ります失礼しました」というと、俺は急いで戻る。すると、花梨ちゃんが泣いてたので近づいて「何かあったの」と聞くと、「隼人君。大丈夫だよ」というけど、「言ってよ心配だし」というと、「あのね浮気したやつの子だって言われたの」

「毎回、毎回なんで花梨ちゃん泣かすんだよ。最悪だよ。あいつらは」というと。「うちのお母さんとお父さん、お互い家庭があったみたいで離婚したからさ」「そっか花梨ちゃん大丈夫だよ。お父さんもお母さんも君の事愛してるんだよ」というと、「うんそうだね」という。

「でもいつも隼人君に守ってもらってるから言わないつもりでいたんだけどね。」

「大丈夫だよ僕は、いつだって花梨ちゃんを守りたいからさ」といい「さあ教室行こう」といった。

すると、「これから授業を始めるぞ」というのは兄貴だった。

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