第84話

一人の子が困っていたので、かおちゃんが声をかけた。

その子は少し体が不自由で食事が自分ではできなかった。

ヘルパーさんも他の人について正直足りない。するとかおちゃんは自分のご飯が済んだことで、その子の食事を手伝っていた。

監督もコーチもそれを見て何やら話している。すると食べ終わったミーティング時にみんなに話があるといい、チーム全体を集めた。普通は最年長のものがキャプテンをするんだが、今回は最年長は木野だ。木野をキャプテンは難しいと自身から申し出があった。キャプテンは個人競技だがいるんだ。リレーの時は特に困る。でみんなの中で指名したいとかあるかと聞かれていた。さっき困っていた子がこういった。私は食事を手伝ってくれた名前はしらないけど、この子がいいといい、手を差し出す。すると南も私も島谷さんがいいというのだ。それじゃあみんな誰も反対する人がいないのでトレーナーである俺が口は出せないかなと思ってると、監督が牧野トレーナはどう思うと聞いてきたので、僕もそれでいいです。彼女とは仕事のパートナーでチームの主任ですよというと、ほう。というと、じゃあ決まりだな。キャプテンは島谷薫だというので一言頼むぞというのだ。するとかおちゃんは私はキャプテンに指名された島谷薫です。どんなことをするかわからないけどよろしくお願いします。といい、みんなはドワーと笑ったのだった。そんなかおちゃんを見て俺も笑いをかみしめたのだった。

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