第42話

私はパラリン大会に出たかった。コーチがこういってくれた。出てもいいけどかおちゃんは無理をするから、龍君の練習メニューに従ってもらっていいかなというのだ。龍君の練習メニューって何だろうとおもったが、フォームの改善メニューだった。私は苦手だけどしないといけないらしいのだ。かおちゃんは今どういうフォームで走ってると思う。基本的なフォームを教えてもらったとは思うけど、少し真似してみるからよく見ていてね。こうなってるんだという龍君。すると腰の位置重心が低すぎるんだよ。もう少し楽にしてみようか。ブラブラってしてみてっていったので、こうというと、そうそう。それで走ってごらんというと走った。するといいよ。そうそういい。いい。というと、コーチが来て、大分よくなったね。というのだ。

そしてマッサージをして今日は終了ねというと、龍君のマッサージは痛い。だから嫌だというと、コーチがそれは僕がしても同じでしょ。じゃ龍君お願いねというと、かおちゃん。するよというとされた。ギャーギャーというとコーチがかおちゃん。そんなに痛いんだね。というとコーチからかなり酷使してるみたいだから龍君頼むよというコーチは悪魔か鬼か。するとこれはどうといい、膝あたりを押された。痛いけどこれは気持ちよくて寝てしまいそうになるが、寝ないようにしてる私をみて、コーチが龍君重点的にそこをお願いという声が聞こえた途端、私は寝てしまった。

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