第40話

龍君は寝たから私たちも外に出た。そしてなぜ龍君を預かってるかは聞いたが、龍君は本当にいい子のようだ。あの子が抱えてるのは自分の問題だけかと聞いてくるので、俺は龍君の本当の親の事を話した。

するとわしがなんとかしてやりたいという親父は弁護士だ。でも龍君は知らないんだろう。そんなことになってるとはというのだ。はい、そうなんです。真実を話してしまったらあの子は迷惑をかけると思って出て行ってしまう、そして体に無理をしてしまうような気がするんですというのだ。そしてそろそろ戻らないと龍君は探しに来るかもしれない。戻ろうかという親父。

戻ると龍君が起きてきた。そしてアイスコーヒーでも飲みますかというと用意して出してくれた。

女性陣が帰ってきたので玄関で出迎えたとき、ちょっと歩きすぎちゃったというかおの足を龍君がちょっと義足外して横になってというと、バスタオルを持ってきてかおの足をマッサージしていた。それを見て私たちはびっくりしたが、龍君がかおちゃん義足で長い時間歩くと疲れるみたいです。でもかおちゃんは特別ではなくて義足をつけてる人は大体そうらしいです。俺、コーチにやり方教わってしてます。というと、かおちゃんは龍君、ありがとうというと、真っ赤になってしまった龍君に私たちは照れてるんだろうと思った。

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