第24話

龍君から話があると塔矢の部屋に行った。相変わらずそのままで大切に使ってくれているみたいだ。そして話をした。もし俺が完治したらかおちゃんを僕の彼女にしてもいいですかと言ってきた。完治ということはあと半年か。親としては少し寂しくもあるが、龍君はやはり薫のことが好きみたいだ。でも親に愛されてない俺が付き合ってもいいのか不安でというが、私はこういった。龍君、俺は龍君みたいな子に薫をもらわれたかったんだ。だから結構嬉しいんだよ。あれでもかおは寂しがり屋なんだよ。でも塔矢が病気になってからがまんすることを覚えたんだというと、じゃああの時俺と一緒に寝ようといったのはというと、なに一緒に寝ようといったのかというと、もちろんちゃんと断りましたよという。そっか。龍君は常識はあるんだな。と思ってると、そういえばお父さん、アイビーの花言葉ってごぞんじですかと聞いてきたので、永遠の愛だろうというともう一つ言葉があるんですけどというと、裏の花言葉ってやつだなと思うと知ってるよ。死んでも離さないだよね。かおちゃんから言われました。死んでも離したくない人っているって、それで俺はいないとはいったんですけど、それは嘘です。かおちゃんですと白状した龍君。龍君は真っ赤だ。そうか。龍君かおは本当にこれから一生不自由な生活をしなきゃならない。でもきっと龍君なら支えてくれると思うよ。かおのために元気になってほしい。我々もできる限りのことはする。私も龍君がいうまでは言わないよ。というとでもうれしいなというと私は部屋を出た。龍君にお休みというと自らも部屋に向かったのだった。私は母さんに話をしたら気が付いていたらしく喜んでいた。

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