トラウマ2

第14話

次の時間体育だねというと、仙崎アリサさんと突然呼ばれるので、振り向く。それは遠藤マキさんだった。

マキさんは気が利く私の理解者で、着替えどうすると言われるので保健室開いてないよねというと、ちょっと休んでる人いるからねという。先生が更衣室で着替えたらっていってるよと伝えに来てくれたのだ。ありがとう、遠藤さんという私に遠藤さんは、マキって呼んでほしい、私もアリサって呼ぶからっていう彼女。

マキは優しい、時々甘えていいのかなって思う私にマキは、大丈夫だよ、アリサ、あなたがここにいるだけでいいよって言ってくれてこんな彼女に感謝してる。

ありがたく更衣室で着替える私

そして体育の授業を終えると私が着替える更衣室にマキがやってきた。

ちょうど、上を着替えてるとこだった。しまった。マキに見られたかな。と思う私。

マキは悲しそうな顔をしていた。でもあえてそのことに触れなかったのはマキのやさしさだと思った。

マキが「私兄貴がいてさ、すごくまじめな兄貴なんだけど、職務質問されることたびたびあってさ。泣かれちゃって大変なんだよね」というマキ

私がその兄貴ってアキラさん?というと。

その通りだよ。私は悪魔のアキラの妹なんですというマキ。

教室に戻ったマキは見たことを誰にも言わなかった。

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