第28話

ゴマがこういった。ご主人様、俺気が付いてたんだ。リベンジポルノってやつだろう。あれってというと、あの時お店で気付いてたのと思った。兄貴が帰ってきたから話そうというと私は嫌われるのを覚悟した。

葉子ちゃんと呼ぶお兄さん。どんな顔していいかわからない私は下を向いてた。大丈夫。僕と大地は君を守るから。どんな話を聞いたとしても。といってくれたので、大地が葉子、この写真は無理やり取られたんだな。それでネットに流されたんだなというとこくりとうなづいた。それでお前は死のうとしてたんだなという大地は怒りと悲しさのいり混じったそんな声をしてた。お兄さんが葉子ちゃん。本当につらかったね。こんな写真をネットで流されて。康子を殺したのは元カレでね。康子も同じ被害にあっていたんだよというお兄さん。康子も僕にばれた時は別れててほしいの一点張りだった。僕はちゃんとわかってた。元カレから強要されて撮られたんだってね。僕はだから別れなかった。あいつを守ってやるつもりだったからね。知らない地へ行こうとした途端、殺されてしまったけどね。昨日は命日だったけど、康子は僕のためと自分の名誉のために戦ったんだ。その結果がこれだけど。でも葉子ちゃんには同じようになってほしくない。命とその笑顔を絶やしてほしくないと思ったよというお兄さんの言葉が私には痛いほどわかった。そして大地はこういった。葉子、弁護士さんを紹介するからというと、お兄さんがその弁護士は僕の知り合いの人だからね。大丈夫だよという。

すると弁護士が来た。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る