第19話

葉子ちゃんが僕の部屋に来たので、「どうした」と聞いたら半分泣いていたので、「大地になんか言われた」と聞いたら、「男をあんまり信頼するなだそうです」というと、僕は笑ってしまったのだった。

「大地は、多分君が心配でそんなこと言ったんだろうと思うよ。顔が怖いということは嫉妬してたみたいだしね」というと、「僕は君の事を妹にしか見えないもん。これでも僕が愛してた人間は康子だけだしね」というと、ゴマねえというと「ニャー」と返事をしていた。

「あいつは葉子ちゃんが好きなのか」というと「葉子ちゃんがなんですか」というと、僕は「なんでもない」といった。

葉子ちゃんが出て行くと、嫉妬やろうが来たので、「どうした」と聞いてやると、兄貴、「男の顔してねえか」と言われたので、その事かあと思ったが、僕はこういった。「僕がさ大地の物取ったことある」と聞くと、ないといった。「大地ってすぐ顔に出るね。ああいう場合は大人としての対応するべきだよ。葉子ちゃん泣きかけていたよ」というと、「はあ。俺だめだね。兄貴がとったりする人じゃないって分かってたのに」というと、「僕にとって葉子ちゃんは妹なんだよねというと、それにお前は弟だしね」というと、「まあこっちのほうが恋愛に関しては上なんだからいっておいでよ」というと、「じゃあな」というと、ゴマが葉子ちゃんの所にいったので、弟は嫉妬していた。「おいおい猫にまで嫉妬するつもり」と聞いたら、「しねえよ」というので、「ならその顔をやめなさい」と伝えた。

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