第68話

朝起きて私は療治にやりすぎといったが、療治は笑ってるのだ。本当にガリコツだな。もっともっと食べろというが、私はガリコツじゃないって怒ってやった。するともう可愛すぎというと、また抱きたいというのを聞き逃さなかった。おっさんはガリコツというけど、素直じゃないのかと思った。すると、お前そんなかわいい顔してたらまた抱きつぶしてしまうかもなというのだ。私はもう抱かれるのだけはよしてほしかったが、ガリコツやらねえよというのだ。なんかおっさん、おかしい。熱でもあるのかと思い、おでこを触ったがない。えっおっさんの照れ隠しなのかなと思ったが、その時だ。おはようと弘さんが来た。おはようというと、幸人が怖い。幸人がというと、療治は何のことかわかったみたいで、また何かしでかしたなというと、どうしたのって弘紀さんに聞いていた。すると、ブラックコーヒー事件だというので、療治はクスっと笑った。ブラックコーヒーをわざと幸さんが濃くしたんだね。で、弘さんが飲んだら濃すぎて飲めないから薄くして飲もうとしたら見つかって僕の濃い恋の味が飲めないのかって。幸さん、何か忘れたりすると怒るタイプだよね。俺も幸さん怒らせるの怖いわ。何か忘れてたのというと、弘さんが今日結婚記念日でというのだ。ああーそれでなというと、幸さん、多分すぐに戻ると思うからしばらく落ち着くまで家にいていいって。というと、美空、そういうわけでしばらく弘さんいるからさ。しばらくってまあ半日ぐらいだと思うよというと、幸さん。お姉ちゃんとこにいるみたいだよというと、弘さんは療治のエロ本には何も興味を示さないのでびっくりした私でしたが、療治は弘さんはエロ本にはなんも欲もないらしい。でも幸さんはちょっとは反応してくれるけどねというと、そうだね。幸は結構男だもん。反応するよというのだ。弘さんはちょっと困った顔をした。

僕はそのというので、幸お父さんにしか興味ないといったのにはびっくりした。

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