第61話

おはようございますというと、みんながおはようと言ってくれるようになった。幸さんが注目というと、今日は幸さんが自分の事を語ってくれるようだ。その前にこうあった。人には人の人生ってもんがある。それを否定しないでねとそして、幸さんの話が始まった。おもしろおかしく語ってくれる幸さんだが、幸さんの人生って大変な苦悩もあったんだ。私はお母さんの事は最近もうどうでもよくなった。私はおっさんのことを大切にしてあげたい。そして自分もだ。そんな時だ。多紀さんが私に話があるといい、来たのだ。

美空ちゃん、お母さんが倒れた。美咲ちゃんも僕が説得して病院にいるというと、私は急いで向かう。どうでもよくない。全然。ただ生きててほしいと願った。そして着いた時、おっさんと美咲がこういった。来てくれた。ああーほら、美空っていうと、おっさんはついててくれた。そして一人のホストさんがこういった。君が美空さん。それに頷いた。ホストさんはお金は僕に貢いだけど、僕が預かっていたんだ。君のお母さんは君が生まれて来たことが怖かったらしい。小さい君がただただ怖かったんだ。怖いから突き放してしまった。そして彼女は酒に溺れていったんだ。美咲ちゃんのお金もちゃんと僕が全額持ってる。それは返すからというと、アルコール依存症だったんだ。もう僕が見つけたときは意識がなくて、僕が救急車を呼んだってことだ。君の事は妹の雪香と昴に聞いていた。吹雪さんというとああーそうだよといった。もう少し早く僕はお金を返したかったけど、また君のお母さんが取りに来そうな気がしたからねというと一通の通帳を差し出してくれた。お母さんの治療費は僕が全額払う。心配しないでと言われてどうしてというと、彼女は正気に戻った時、すごく君たちのしたことについて後悔していたんだ。それから意識が戻ったとしても彼女は更生施設に強制入所になるんだ。僕はそれに同意した。治さないと。彼女の人生は狂ったままになるからというと、吹雪さんは母の事を考えていたのだ。母はアルコール依存症を治したら正気になるから、許すことは出来ないと思うけど、分かってあげてほしいというと、お母さんに治療頑張ってと伝えておいた。そしておっさん。帰ろうといい、美咲もうんといい三人で帰っていった。

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