第37話

多紀さんがある手紙を持ってきた。母からだった。わたしは封を開けた。多紀さんは開ける前から期待しないで。ひどいことが書かれてあるからというのだ。その内容を確認した。あなたを生んで後悔してるといった事やあなたを家族と思ってないこと、出ていってくれてせいぜいしたという内容だった。ひどいという内容を私は目を通したが、おっさんは私を抱きしめた。悪かった。と。美空ちゃんと声を聞こえてきた。私はこういった。分かってた。こんなことだろうと、母に会いに行ってくれて多紀さんにもひどいことを言ったんでしょう。そのほうが辛いと思っていった。でも多紀さんはああーもちろん言われたけどね。僕は他人だからなあ。僕の活動を否定されたけど、そんなことはたびたびだ。でも美空ちゃんを苦しめといて反省もそんなこともない女が君の母だなんてな。力になれない自分と憤りを感じたよ。という多紀さんに、怒らせてごめんなさいとしか言えない自分。美空ちゃん、落ち着いて。君には怒ってないよという多紀さんの声。多紀さんは気が付いてこういった。美空ちゃん過呼吸だ。紙袋あるというと療治が急いで持ってきた。ゴメンね。僕も悪かったというと落ち着くまで多紀さんとおっさんは心配していた。

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