第35話

美空ちゃんって言うんだ。名前まで可愛いというとカナさんはこういった。事情は知ってるんだけど、なんでこの子を愛してあげれないんだろうねというカナさん。悲しい顔になった。すると昴さんがこういった。俺たちにこんな子が生まれたら愛情いっぱいに育てるのにさというのだ。それを聞いてお父さんたちはこういった。そうだな。お前たちが美空ちゃんと親だったらこんなことしないよなというと、さてと暗い話はここまでねというと、白い箱を出してこういった。ケーキ食べると。ケーキってなんだろうというとおっさんは合図をしてくれた。カナさんに注文したら作ってくれたんだ。作るのに苦労しただろうといったら、全然、そんな苦労、美空ちゃんの可愛さで吹き飛んだよというと、お披露目する時だ。私はそれを見たとき、泣いてしまった。療治がメッセージ考えたの俺だしというと、そのメッセージを見たとき泣いた。美空、これからたくさん幸あれ。そうメッセージを添えていたのだ。そしてチョコミントのケーキ。この色は青い空の色でおっさんは「きれいだな。お前の名前みたいだ」というと、にこりとした。おっさんありがとうというと、気に入ってくれてよかったと言った。そのケーキをみんなと一緒に食べた。

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