第336話

「マアちゃん、遅いし!!」



「ごめんね!!」



遅れて、校門に行き、私はどこに入ろうかと迷っていると乃威君が手招きする。



こっちに入れ、と言ってくれているような気がして足を進めようとすると、グイッと腕を引っ張られた。




「わ!!」



「今日くらい俺の隣来い。」



裕貴に引っ張られたのだと分かった瞬間、顔が赤くなってしまう。



あ、いや……え!?



「いやいやいや、結構です!!」



「遠慮するな。」



「するよ!!しちゃいますよ!」



「ちょっと、加藤君!抜け駆けはいけないよ!」



朱希君が私に加勢してくれたのだと思ったけど、朱希君も私の隣を狙っていたみたいだった。



「マアちゃんは僕の隣だもんね。」

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