第310話

「さてはて、まあ。後始末は私が面倒を見よう。」



そう言った時、奥から人が出てきた。



その人物を見て、私はびっくりして目が飛び出しそうだった。






「美弥?美弥はどこです?」



真面目教師がそこからひょこりと出てきたのだ。



しかも、以前飛行機内で会ったことのある、美杜という人物を引きずって。




「なっ!?早弥!?」



「美弥!!そこにいたんですね!無事でよかったです!」



嬉しそうにみゃー君の傍に行く時、美杜さんを放り投げていたのでその残骸を見て、うわ……と思ってしまったのは事実だ。



真面目教師、恐るべし。





「お前……、アイツに勝ったのか?」



「そんなことはどうでもいいです。美弥が僕の傍にいてくれるなら、どうでもいいんです。」



「いや、よくないだろ。どう考えても。」



話がかみ合っていないと思うのは、きっと気の所為なんかじゃないだろう。

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