第46話

今からこんなんで皇紀さん、大丈夫なのかな?



と不安を抱いてけど、まあ皇紀さんだってこういう場所は伊達に行っているわけではなさそうだし…。



大丈夫か、と思い僕は開かれた車のドアをゆっくりと出る。



というか、着物ってこんなに動きにくいんだ。



「ほい。」



そう思っていると、皇紀さんが手を差し出してくれる。



ああ、そうだった。



今から僕……





「本当にやるんですか?」



「当たり前だ。何のためにお前がここにきてると思ってんだ。」



「……善処シマス。」



「いや、意味分かんねえけどな。」



そう、あの車の中で言われたこと。




僕は、今から『佐伯組』の養子になる。

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