第23話

「ちょっと来い。」



と手で僕にそう命令するので、僕は今手合せしている人を見る。



“行って来い”と言ってくれたので、僕は一度お辞儀をしてからその服のまま、皇紀さんの後についていくことにした。








「おー、来たか。」



そこには皇紀さんに似た、おじさんがいた。



多分、この人は皇紀さんのお父さんだと思う。





ということは、ここの組長ということになる。



「悪いね、遅くなって。」



「いや、まあいい。ほれ、お前もそこに座れ。」



そう言われた僕は“はい”とだけ言って、そこに座る。



辺りを見渡すと、物があまりないにも関わらずかなり趣のある部屋だという印象を受ける。

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