任務

第22話

中一になった僕は、佐伯さんの命令で中学を変えることになってしまった。



大好きだった空手もやめて、今は『佐伯組』のお手伝いをしている。



といっても、『佐伯組』の中にある道場で他の人に空手を教えているだけだ。



そっち系の仕事は全く知らないし、触れたいとも思わない。




だから、こういう配慮はまだ有難かった。





「少年、今日もありがとよ。」



「はい。」



別段、悪い人でもないし、普通にしていれば特になんということもない。



だから、だた普通に過ごしていた。







しかし、ある日。



「朱希。」



皇紀さんに呼ばれた。



皇紀さんに会うのは、初日以来で久々に見たと思った。

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