第183話
気づきたくない、と思った。
それに気づいてしまえば、自分が自分ではなくなってしまう気さえしたし……
今までの苦労が、台無しになってしまう気がしたから。
この何かくすぐったい気持ちに、私は奥底に蓋をした。
その蓋をしたところにさらに、鍵を閉める。
二度と、開くことがないように。
そのあとはほんの少しだけ憂欝な気持ちで遊園地を楽しんだ。
自分のことで精一杯だったので、気が付かなかった。
カラスさんの表情が、消えていることに…―――
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます