第179話

20分経過…――



観覧車下。






「玲衣様。マアちゃんを連れて勝手に二人っきりであんなところ乗らないで。」



「大丈夫だよ、朱希。朱希が思ってるようなことは全く何も、そりゃ欠片もなかったからね。」



「マアちゃんも!隙ありすぎだってことを自覚して!」



「すみませんでした。」




朱希君にお説教を食らっている最中です。



二人で観覧車を出た瞬間に、朱希君は猛ダッシュで私達の傍に駆け寄って、玲衣さんに詰め寄ってきた。




『勝手にマアちゃん連れていくなんて、玲衣様の鬼畜!鬼!』



なんて可愛らしい数々の貶し言葉で、玲衣さんに怒っていた。



いや、玲衣さんなんて『ごめんね』なんて言いつつも全くそれらしい表情を出してないんだもの。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る