第142話

「ああ。元気だよ。」



何だか、こうやって二人で話すのは久々だから少し照れるのはどうやら私だけではないようだ。



彼もちょっと照れくさそうにしているから。



それに一息だけついて、私は向こうを差す。




「とりあえず、みんなと合流しましょう。」



そう言って、私は足を一歩踏み出したのだけど、それを止めるように彼は私の腕を掴んだ。



彼の、右手で。



それがあまりにも急だったので、ビクッとしてしまう。



そして、彼のその真剣な表情にも私は目を見開く。




「真野。」



そしてその呼びかけにも、私は身をすくめてしまう。



いきなり、だった。



彼の表情が変わったのは、いきなりだったのだ。

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