第137話
「どうしたの?そんなに嬉しそうにして?」
ななめ左後ろにいた朱希君に私はその問いに答えてあげる。
「柳生君が手を振ってくれたから、嬉しかっただけ!」
なんて無邪気に笑いながら言うと、少しだけ固まってしまった朱希君。
いや、本当に一瞬だけ固まった。
それが、まるで自分の勘違いだとでもいうように。
私はそれに対して何かを言おうとしたけど、すぐに朱希君は何事もなかったようにまたニッコリと笑う。
「そっか~。よかったね。」
その言葉にはどうしてか、あまり心がこもっているかのようには聞こえなかった。
それが私の気の所為だったのか、そうではなかったのかは私にはまだ分からない。
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