第123話

悪いことは言いません。



全力であの世へ逝ってきてください



だいたい、叶の目の前に鉄君がいることがいけないんだよね。



私もよく知らないけど、橘君に聞いた話ではあの二人が揃うとロクなことにならないと以前聞いたことがあるので。




私は耶麻に抱き着かれていたので、隅の方に避難はできなかったけど、傍から彼らの様子を伺うことにした。







「ミミズ、貸してください。」



「い、いや~、そんな叶の兄貴の手を煩わすだなんてっ!俺にはできませんよ!」



「……貸して。」



「これは、俺が処分しておきますね!」




ガシッ、という音はもちろん叶が鉄君の胸倉を掴んだ音。





「つべこべ言わず、さっさと貸せや」

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