第118話

しかし、この暑苦しい男の中で女の私を見つけるのはそう難しくはなかった。



彼はすぐに私のことを見つけると、急いでこちらにやってくる。



それが分かったので、どうしようかとキョロキョロと目を泳がせていたのだけど、距離はどんどんと近づいてくる。



どうしようと焦っていたその時…――











「何、人のモンに手えつけようとしてんだ!この馬鹿鉄がああ!!」



後ろから思いっきり膝蹴りをした耶麻が私の前に登場してくれたのだ。



そのおかげで、一番初めてに彼に抱き着かれなくて済みました。



ええ、本当心底よかったと思っています。



鉄君には、悪いけどね。




「真野!!」



そう思っているうちにも、耶麻は私に抱き着いてくるのでバランスを崩しそうになる。

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