第76話

疾風SIDE



美弥から電話があり、俺はそれの電話を躊躇なく切る。



くそ、やっぱり真野の後に誰かつけさせておけばよかったな。



内心舌打ちをして、俺は携帯を乱暴に机に置く。




それを不審に思ったのか、目の前にいる彼は俺に聞いてくる。




「大丈夫っすか?」



「あ…、ああ。悪い。」



少し遠慮気味の彼……乃威君は目の前にあるコーヒーをまだ一度も飲んでいない。



彼がコーヒーが嫌いなのかとかは、この際どうでもいい。



今は真野がどこにいるのかという方が大事だな。



乃威君と話したかったこともあったのだけど、後回しになりそうだ。




俺はとりあえず乃威君には呼び出しておいて悪いが、また今度にしてもらおうと思い、席を立つと鳴り響いた俺の携帯。

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