第34話

いや~、あのだからね~。



誰かに話しかけようとしても、全く私を見ていなので話しかけにくい。



これはしてはいけない会話なわけ?




って、いやいやいや。



自分のことなんだから、しちゃいけない会話なわけないよね。



そう思った私は、隣にいる耶麻に聞こうと身を乗り出したその時…―――








鳴り始めた携帯。



確実に私の携帯から鳴っている。



だって、先ほど鉄君の胸ポケットに入れられた場所から鳴っているから。



それは、私の携帯が鳴っているのだとわかる。



私は自分の携帯が鳴っているので、返してもらえるだろうと思い、彼に近づいたのだけど鉄君がそんなに甘い男なわけがなかった。

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