第98話

「確か、207だったよな~。」



徠はそう呟いて、カチャっと音をたててドアを開ける。



まず目に入ったのは、真野の靴。



「あれ?真野、まだ部屋いたのか?」



そう口にしながらも、彼はドアの向こうに風呂場がある場所に目を向ける。



そこには、真野が来ていたはずの服が散らばっている。





「コイツ、部屋の風呂に入ってやがる。」



徠はズカズカと部屋に上り込み、風呂のドアを勢いよく開けて…







しまった…―――








「真野!!みんなと風呂に入るのが嫌だからって、黙って先に入るんじゃねえ……――」



湯気がモクモクと上がっている中で、もちろん真野の体を包んでいるものは何もない。






「………え?」

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