第94話
先頭を徠とカラスさんで部屋を出て行き、柳生君は少しだけ目を覚ましたみたいで、温泉楽しみなのか、ちょっと嬉しそうにして部屋を出ていく。
「じゃ、悪いが行ってくるな。」
裕貴はオレの頭をポンッと叩いてから部屋を出る。
「いい子に待っててね。」
朱希君も満面の笑みで“マァちゃんの分も楽しんでくる”と言ってくれる。
「バレるのも見物だったけど、まあ大人しく部屋の風呂入っとけ。」
腹黒なのは否めないですけど、ちょっとは心配してくれている素振りを出してから出ていく。
「何かあったら、これ投げとけ。」
そして何故かトンカチを持っている達沙を見て笑いそうになったけど、とりあえず受け取っておく。
「行ってらっしゃい。」
そんなみんなを見て、オレはみんなの背中を見送った。
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