第86話
「柳生君は無糖のコーヒーで、カラスさんはどうしようかな?」
自動販売機の前でオレは迷っていた。
無難に水とかでもいいんだろうけど、でも水って喉乾いているとき以外は味しなくて何か足らないような気がするんだよね。
あくまでオレの意見だけど。
う~ん、どうしよう。
これならカラスさんの好みを聞いておけばよかったと思いつつも、結局お茶に決めたオレはお茶のボタンを押したのと同時に後ろから声が聞こえた。
「佐藤、か。」
振り向くとそこにいたのは、鉄仮面教師。
「ええ、佐藤です。」
「その返しはどうかと思うがな。」
なんてつっこまれたけど、別に気にしないオレはさりげない会話を始める。
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