第62話
「その服、ちょっとお前には似合わないな。」
「…え?そうですか?」
当夜と買い物をした時に買った服だけど、似合わないのか~。
紫はまあまあ好きな色なので、ちょっとショックを受けているとそれに気づいたらしいカラスさんはオレの頭に自分の手を乗せて…
「勘違いすんな。お前には“そういう”わざとらしい服は似合わないって言ってるんだ。」
“共学だったら、可愛いお前が見れたのかな?”
耳元まで近づけた彼の唇にびくっとするけど、すぐに離されたので安心する。
そして彼は続けて頭を撫でてくれた。
な、何だ。
そういうことか…。
女の子扱いをしてくれる彼に、くすぐったさを感じながら下を向いていると次に来た集団にまた上を向く羽目になる。
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