第51話

「ズカズカと入ってくれて構わないよ!ほれ、茶でも出すよ!」



「おおきに。んじゃあ、上がろか。美弥。」






……何でいる?



そう問いたくなって、やめる。



まあ、何でか私の家に住みついている彼を追い出すことができないのはやっぱり私にも良心が備わっているから。



でも、やっぱり図々しい橘君はちょっとだけ、ちょっとだけうざい。




「早かったですね、橘さん。」



「まあ、ちょっと電話の用で出かけただけやからな。」



彼の電話の用?



何だろう?



色々可能性はなくもないけど、彼がその内容を教えてくれるわけはないし、追求しても無駄だから聞くのはやめた。

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