第41話

「そういえば、真野さん。美弥に承諾してもらえました?」



「承諾?」



いきなり橘君が話を変えてきたので、すぐに頭がついていかなかった。



多分、橘君なりに気を遣ってくれたんだと思う。



「修学旅行での件ですよ。ほら、儂が印押してあげたでしょ?」



ああ、あの話ね。



「うん、ちょっと怒られそうになったけど、大丈夫だった。」



「そうでっか。よかったですね。」



ニコニコと笑っている橘君を見ていると、少しだけ安心できるから不思議。



本当、彼ってムードメーカ的存在だよね。



まあ、邪魔だなって思う時も多々あるけどね。




皿洗いが終わって、手を洗いお風呂を入れて来ようと踵を返した時だった。

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