第38話

「もう儂、マジで腹痛いです。」



「うん、ごめんね。」



皿洗いをお願いしようと思っていたけど、さすがにあの量を完食してくれた彼にはお願いできないかなと思って、今自分で洗っていた。



明日からは、ちゃんと橘君にご飯頼もう。



そう悟った私は次にフライパンを洗おうと手にした時、橘君は言う。






「真野さんの部屋って、ソファないですよね。」



その言葉に、動かしていた手をピタリと止めた。



―――…蘇ってくる、記憶。

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