第25話

だって、朱希君がもう報告を済ませてしまっているから。




「え?一緒だよ、玲衣様。」



悪気のないその顔の朱希君にとてもキュンとかしてる場合ではない。



というか、もう恐ろしすぎて玲衣さんの顔が見られないんですけど!





玲衣さんはその朱希君の言葉を聞いた後に、少しだけ間を空けて反応した。








「………チッ」




ええ、もうそれは盛大な舌打ちでございましたよ。



オレも聞こえるし、多分一番向こうにいたカラスさんにも聞こえたんじゃないでしょうかね。



ええ、まあ彼には期待していなので大丈夫です。





「玲衣様?どうして舌打ちしたの?」



そして朱希君。



傷口をえぐるような質問はやめましょう。

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