第46話

ガラッと音をたてて、教室のドアを開ける。



教室は既にざわめいていて、俺が入って来た事に関して、気がつかないようで話し続けている。



俺はそれを無視して、自分の席である窓側の一番前に座る。



それに続いて、泰虎は俺の後ろに座る。




…無言が続く。



俺はそれに耐えきれなくなって、泰虎に話しかける。



「お前、別に俺に気にせず、誰かと話してきてもいいんだぞ。」



泰虎は誰かに俺から目を離すなとか言われていたのだと思い、そう言ってみた。



もしくは、俺に同情しているのかとも思った。




しかし、泰虎はこう言ったのだ。




「何言ってんっすか?俺は安藤君と一緒にいたくて、ここにいるんっすよ。」



そう言ったのを聞いて、俺は目を見開いた。



何でこうも、何も考えずに言えるのか分からない。



それに少なからず、嬉しいと思っている自分にも少し恥ずかしい。

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