距離

第36話

マセガキに拾われてから、3日が経つ。



何故か『佐藤組』という極道の家に泊まっている俺は、そこから初めて学校に通うことになった。



そこの親父さんが、俺に



『学校を休むなんて、駄目だよ!!学生は学校生活を楽しむ権利があるんだ!!』



なんて偉そうに言って、俺を送り出した。



何でこんな事になってんだ、俺。





出来れば学校に行きたくはなかった。



だって、早弥が、いるから。



学校が一緒な俺達は、顔を合わせることになる。



まあ、クラスが違うことが何よりの救いだけどな。



そう思い、玄関を出ようとドアを開けた時に後ろから声がかかった。




「待ってください!!安藤君!!」



バッとすぐに俺はその声に反応した。



いや、声に反応したワケではない。



『安藤』という名字に反応したのだ。

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