第4話

『早弥に比べて、美弥はあまりにも使えないな。』



『双子なのに、こうも出来が違うのはどうしてなのかしら?呆れるわ。』



『美弥と一緒にいると早弥まで悪影響が及ぶ。』



『あの子を…早弥から離すしかありませんね。』






ある日、両親がそう話しているのをたまたま自宅に帰った時に聞いた。



そう、だ。



確かに俺は早弥よりも成績は悪く、学校では不良グループに入る存在だった。



高校に入ってからは、髪を銀髪に染め、楽しく生きて来たつもりだ。



…勉強だって、早弥には負けるけど、それなりに頑張って来たつもりだった。







でも、両親からはそうは見えなかったんだ。



やっぱり出来のいい、子供の方を誰だって気にかけるもんなんだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る