第18話
耐えきれなくなった私は、朱希君に向かって口を開こうとすると……
ガシッ…────
裕貴に口を塞がれた。
それ以上喋るんじゃねぇぞという意味が込められているような、そんな掴み方だった。
な、何で私には朱希君と裕貴の関係を言わせてくれないんだ。
裕貴もそんな照れなくてもいいのに───
と思っていると、裕貴は私の耳元まで来てこう口を開いた。
「言っとくが、俺は松下じゃなくて……マヤが好きだ。」
…一瞬、私は裕貴に告白されたのかと思った。
顔が真っ赤になるかと思ったが…
「にゃー。」
裕貴の肩に乗っている上機嫌なマヤを見て、その“マヤ”は私ではないことを悟った。
ああ、そっちのマヤね。
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