第51話

急いで彼が誰なのかを確かめるために俺は振り向き様に、こう叫んだ。









「待ちやがれ!!!」





その声が校庭内に響き渡り、辺りはあんなにもうるさかったにも関わらず、静かになった。




どうやら、俺の声に反応したらしい。





そして目的の男も、ゆっくりと俺の声に反応するように立ち止まった。




あの後ろ姿…



あの雰囲気…



あの存在感…





ああ、やっぱり……










「お前…“danger”のヒロか?」




そう言ったと共に、そいつはゆっくりと俺の方に振り向いて、鋭い視線をこちらに向けた。







鋭い視線と共に、そいつは面白いとでもいうように深く笑みを浮かべた。




普段、恐怖をあまり覚えない俺でも…彼を怖いと感じた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る