第65話
なんて男だ。
と心の中で思いつつも、それを口に出さないようにする。
………これを断る理由はなかった。
断ってしまえば、きっと何か嫌な予感はするし。
定期手帳も、返ってこない。
いや、まあ……受けても嫌な予感はするんだけどね。
それでも、オレはどちらかを選べと言われれば………
「その条件、のむ。」
固い覚悟を込めた声で、そう言う。
それがオレがこの一つの嵐にへと足を突っ込んだ幕開けだった。
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