第64話

………え?パシリ?



オレはもう一度、自分の頭のなかの辞書にへと助けを求めた。



そして、次こそ5秒以内にオレが求めていた答えが出る。



“【パシリ】とは、下僕の意味と同等。簡単に言うと、召使い。言っておくがこれにいい事なんてない。よい子のみんな!絶対にマネしてはならんぞよ!”




……ほう、召使い、下僕ねえ。



それは……………ちっとも得しませんよね。



全然、……そりゃもう、全くと言っていいほどにオレに利益ないですよね。



いや、まぁそういう条件でその定期手帳が戻ってくるようにしてるんだと思うんですけどね。



でも、それはいくらなんでもやりすぎではないですか?




「えっと……パシリですか?」



「ああ。これを使わない手はないと思ってな。」



これって何ですか?



もっと分かりやすく説明いただけると有り難いんですけど。




それでもオレは大分追い詰められているらしく、その説明を聞く暇はなかった。



「どうする?お前がこの話を受けなければこれとは今日で、さよならしねえといけない。でも………受けるんなら、きちんと返すぜ。まあ、それなりには働いてはもらうけどな。」

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