第51話

「中、見た感じですか……ね?」



と恐る恐る柳生君に上目遣いで聞くと、ニヤリと笑いつつ答えてくる。



「どうだと思う?」



といやらしい言い方だと思う。



くっそ!!



これはバカにされてるに違いない!



オレはそう思ったので、柳生君の手にあった定期手帳を不意打ちで取ろうと試みた。



と思ったのだが…────





スカッ…───



オレの手に定期手帳を掴む事は出来なかったようだ。



うわ、オレ恥ずかしいヤツじゃん。



そう思って、顔を少し赤くしていると彼はヒラヒラとそれを強調させながら、笑う。



「なぁ……これ、返して欲しいならよ……、ちょっと交渉しないか?」



そう言って、柳生君はオレの……正確的には私の定期手帳を自分の頭より上に持って行き、ブラブラとさせている。



くううそおお!!



それはオレに対する嫌がらせなのか!?

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