第36話

さあて、俺も挟み撃ちして追いかけるとするかな。



そう思いつつ、教室を出ようとすると、あるヤツに引き留められる。



「てめぇは何が面白くてあいつに目をつけた?……柳生。」



安藤 美弥。



何かと俺の邪魔をしようとしたりする面倒くさい教師の一人だ。



俺は彼をじっと見つつ、一度だけ舌打ちをして、彼に言う。




「そんなの安藤に関係ねぇよな?踏みこんでくんじゃねぇよ。」



冷たい目で睨みつつ、怯まない俺。



しかし、彼もなかなかしぶとい野郎だ。



「俺が聞きたいのはそんな答えじゃねぇんだよ。はっきり言え。」



また、俺は舌打ちをして、もう一度彼を睨んで言う。




「“あれ”が少しは俺を楽しませてくれるかと思ってな。」



そうだ。



あいつは面白い。



それに、あいつの正体もなかなか気になっていたとこだ。



これは面白い“玩具”を発見した所気分だった。



それを邪魔する人間はどんな野郎でも、ぶっ潰してやる。

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