第18話

2-6



教室のドアの上にそう書いてあるプレートが見えた。



どうやら自分のクラスは2年6組らしい。



そう納得したオレは教室に入ろうとした時に、ホスト教師に止められた。



腕を掴まれて、何事かと思い彼を見つめていると、彼は鋭い視線をオレに向けていた。



……一瞬、息が止まる。






「男装までしてこの高校に何しにきたんだ。………言え。」



それを聞くまで放さないとでも言うかのように、じっとオレを見つめてくる。



オレはそれに答えられたかは分からないが、とりあえず言葉にする。







「女の格好のままでは都合が悪いんですよ。……もう、時間がないから。」




彼のその視線に自分の視線を合わせつつ、“私”は言った。



それに納得したかは分からないが、彼は私を掴んでいた腕を放してくれた。



何気に赤くなっているのはきっと掴んでいた力が強かったからだろう。



……痛いです。

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