第382話
オレはその指と共に、黒板の方に目を向けた。
そこにあったのは……
オレが無意識に描いていた、ムッツリ君がたい焼きを持っている姿だった。
ああああ、何って事だ!!
あまりにも考え事をし過ぎて、描くことすらも無意識だったのか!?
というか、たい焼きを見てしまったらたい焼きが食いたくなってきた!
「ちょっくら、旅に行ってきます!!」
「待とうか、真野。」
すぐにオレの肩を掴んだのは、紛れもなく当夜だった。
ち、こいつ見た目によらず力強いからな。
てか、掴み過ぎなんじゃないの!?
肩がミシミシ言ってるよ!?
とてつもなく、痛いよ!?
オレは痛いの好きなMじゃないんだよ!!
「S男は嫌われるぞ!!」
「うん、君になら大歓迎だよ。」
大歓迎なの!?
オレに嫌われることが!?
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