第379話
本当に無意識だったのだ。
暗い気持ちで、何も考えずに描いていたら…
「佐藤君、君……」
はっ!?
急に名前を呼ばれたオレは、意識を取り戻したかのように目を覚ました。
あああ、いかんいかん。
今、無意識でチョーク持ってたわ。
フルフルと頭を振り、余計な考えを払いのけようとすると…
ガシッ…────
いきなり、肩を掴まれた。
しかも掴まれた後に、勢いよく掴まれた人の方を向けさせられ…
「どあっ!?」
オレは変な奇声をあげざるおえなかった。
そして、一体誰に掴まれたのだろうと思い、顔を上げるとそこにいたのは……
「佐藤君……
僕の右腕になってください!!」
と知らない人に叫ばれたのだ。
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